2011/12/27(Tue) 16:26
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: : \ :. 「君の薦めてくれた『春と修羅』、早速昨日買って、少し読みました。
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:. \:::. \ , 僕の知り合いが、『この本が好きな人は、きっと心の綺麗な人』と言ってました。僕もそんな気がします。
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:.: \ \ ;’ 君は屈折しながらも、恐らく清廉に生きている人だと思う。
:.: \ \ ':、
\ \ だから、けじめをつけたい、という君の意思は尊いと思います。」
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\ \ _;:'
\,:';`';、 ジジ……
`'、;';`:
`'’
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| | / .::::::::::::::::::::::\ 「君とのメッセージのやりとりは本当に楽しくて、意味のあるものだった。
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| | .| ...:::::::::::::::::::::::::| 僕たちはもうとっくに友達だったと思う。
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| |____ ヽ .....:::::::::::::::::::::::< 君の告白はかなり驚いたけど、僕にとって友達である事はこれからも変わりません。
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|\ | :::::::::::::::::::::| 僕はやる夫と言います。入速出やる夫。君の本当の名前はなんですか?」
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たよりになるのは
くらかけつづきの雪ばかり
野はらもはやしも
ぽしゃぽしゃしたり黝んだりして
すこしもあてにならないので
ほんたうにそんな酵母〔かうぼ〕のふうの
朧〔おぼろ〕ろなふぶきですけれども
ほのかなのぞみを送るのは
くらかけ山の雪ばかり
(ひとつの古風〔こふう〕な信仰です)
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┌【三行紹介】───────────────────────────────────────────────┐
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│ 分類:オリジナル ジャンル:現代もの 作者トリップ:◆.tDY.YiPY. 全20話 │
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│ 宮沢賢治の「春と修羅」を通奏低音に、やる夫と彼を取り巻く人々の物語が、静かに綴られます。 │
│ 不器用にしか生きられない、優しい登場人物たちの人生は、ゆっくりと交差し、また離れて行きます。 │
│ かつて「春と修羅」を読んだ人にも、まだ読んだことがない人にも。 心からおすすめできる素敵な作品です。 │
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第00話 序
第01話 屈折率
第02話 くらかけの雪
第03話 日輪と太市
第04話 丘の眩惑
第05話 カーバイト倉庫
第06話 ぬすびと
第07話 恋と病熱
第08話 春と修羅
第09話 春光呪咀
第10話 有明
第11話 谷
第12話 陽ざしとかれくさ
第13話 雲の信号
番外編 コバルト山地【真紅の場合】
第14話 風景
第15話 習作
第16話 休息
第17話 おきなぐさ
最終話 かはばた